2015年2月27日金曜日

恵み



旭川の木材屋さんから仕入れた木材。
長いもので3m程度。
ここから必要な部材を切り取ります。

このままでも雰囲気があって、どこから切り取るか悩んでしまいます。
同じ材種でも、場所によって質感がかなり違ってくるから。
それを見極め、無駄なく使えるよう時間をかけています。

大きい工場だと無駄より時間を優先してしまうので、廃棄されてしまう部分が多くなってしまいます。
限りある資源を有効に、大事にしていきたいと心がけています。

木材あっての僕たちの生業。
木材屋さんあっての僕たちの生業。
ありがたいです。

2015年2月16日月曜日

マスクと昇降盤


昇降盤という鋸が高速回転して、木材の幅を決める機械。

この角度からでは鋸は見えませんが、その横を手が通過しています。
木工の機械は基本的には、危険です。
誰でもすぐに扱って良いわけでないのです。
ある程度の基礎知識を学んでからでないと、大怪我に繋がります。

作業する時は基本的にはマスクをします。
集塵機で木粉は吸っていますが、舞い上がります。
健康のためにも、必需品ですね。

かなり重装備なマスクを付けています。
美里は、これをナウシカと呼びます。


2015年2月9日月曜日

できたぜできたぜ!我らのロゴ







ついに、milli(ミリ)のロゴが完成しました!
制作者は、グラフィックデザイナーの斎藤梨佐さん東京都在住です。
彼女との出会いは、美里が京都、大阪に一人旅をした時に、宿泊先のゲストハウスで偶然出会ったことがきっかけです。
その後も交流が続き、彼女が北海道に遊びに来てくれました。
その時、milliに対する僕たちの考えや想いを一生懸命聞いてくださり、それを、形にしてくれました。
出会いとは、本当に一期一会だとよく言われるように、ちょっとした偶然により生まれてきて、それが僕たちの人生の中で何度も花開くように思います。
これからも、この出会いを大切にしてきたいです。

今後、このロゴは僕たちの名刺や焼き印などで、僕たちのシンボルとして活躍してくれることでしょう。
そして、その中でまた新たなつながりが生まれてくれることを僕らは深く望んでいます。

2015年2月5日木曜日

椅子完成




材種はウォールナット。
座面には厚みのあるタンニン鞣しの革を使用。
特注品なので座面の革はネイビー色。

今回椅子の製作にあたり最も留意したことは、厚みのある革を美しく見せるデザインにすること。
そのために、側面から椅子をみた時に、極力座面に厚みを持たせないように考慮した。
また、厚みのある革のコバ(側面)を磨き仕上げている。
座面は成形合板で曲線に作り出した。座り心地にも考慮した結果だ。

革は、タンニン鞣し(植物性)の革なのでクローム鞣し(化学合成)とは違い経年変化を楽しむことができる。
定期的に革用オイルを塗ることで色に深みが増してくる。

後には、これをオリジナルとして販売していく予定だ。
なお、ウォールナットの場合座面の革は黒色になるだろう。
また、バリエーションとして座面の成形合板にウレタンフォームで包み布張りも考えている。

2015年2月3日火曜日

椅子試作2




続き。
家具の形を作り出すに考えさせられるのは、独りよがりに作り出せないこと。
いろんな制約があって、例えば耐久性だったり、販売価格、機械、使い手、時間、自分自身が作り出したいもの、、、。
彫刻ならもっと自由にできるだろうなあとも思う。

自分はこれを以前から「要素」と読んでいて、10年前から一つのテーマとして考えている。
まあ、よく分かりづらい話なので、また今度話をしたいと思うのだが。

ただ、制約があるからこそ、その中で形ができてくるということもいえる。
自由にやっていいと言われると、意外と前に進まないこともある。
今回は自分の現状の中でできてきた、一つの形であり、一つの結果なのだろう。